BLOG The Trail of TRUNK TRUNKの日々を書き留めていきます。

2018.09.26ケンブリッジ英検(CAE)に合格しました

Cambridge English Language Assessment Certificate in Advanced English (CAE)、
通称ケンブリッジ英検に合格しました!
40歳までに合格するのが目標だったので、一応達成です。

一応というのは、合格とされるGrade A~Cの中の、
結構ギリギリのGrade Cだったから 汗

英訳を生業のしているのにライティングが足をひっぱっているという恥ずかしい結果ですが、
敗因はだいたい見当がついています。
ライティングの時間配分をミスしてしまい、
2問目の最終パラグラフを書ききれずに終わってしまったから。
1問目、かなりしっかり書いたつもりでしたが、文字量オーバーしすぎたかな?
やはりバランスが悪いのは減点対象なのですね…。

とはいえ、C1 Advancedレベルが取れたのは、ひとまず素直に喜ぼうと思います。

ケンブリッジ英検は、日本ではあまり知名度がないのですが、
ケンブリッジ大学が実施している英語の資格試験です。
世界的に、生涯にわたって通用すると言われています。
リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング、
いわゆる4技能すべてを図る試験であり、問題の質が良く面白い…!ので、
このテストに向けて勉強する過程で、
ちゃんと力がついていることを実感できます。

英語を学ぶにつれて、
人の言語習得のプロセスにすごく興味が出てきました。
特に、大人になってからの第二言語習得。
言語学を、一度ちゃんと学んでみたい。
というのは、英語を学ぶ過程で、自分の中の言葉をとらえる感覚に変化があり、
少しずつではあっても、言語習得の階段を登っている実感があるのです。

学生の頃は、英語は「帰国子女のもの」という思い込みがありました。
幼い頃や学生時代に数年間海外に滞在したり、
もしくは海外の大学に通うなどして、
海外の文化に精通している人たちのもの、と思っていたのです。

ネットの無い時代は、実際にそうだったのでしょう。
ですが、現在では、海外へのハードルも下がり、
インターネットのおかげで、調べようと思えば調べられることが
格段に増えました。

27歳でカナダにワーキングホリデーに行くまでは、
英語とは縁遠い暮らしを送っていた私ですが、

カナダから戻ってきて、英語を仕事にする方向で動き始めて今年で10年目、
フリーランスになってからは6年目にはいりました。

足を踏み入れた英語沼、底も終わりも見えませんが、
今はすこしずつでも自分が成長できることが嬉しいです。

ケンブリッジ英検には、ネイティブと同レベルと言われる、
Certificate of Proficiency in English (CPE)という最上級レベルがあり、
これからはCPEに40代のうちに合格することを目標に、
また頑張ろうと思います。

2018.09.25Soul-stirring jam_記憶を呼び覚ますジャム

ご縁があって、ジャム作家mitsukoji(みつこじ)さんの
スローガンを提案させていただきました。

jam_01_blogbag_02_blog


みつこじさんは、果物農家さんまで足を運び、旬の果物を手作りでジャムにされています。
さらに、パッケージのデザインも手掛けられています。
mitsukojiジャムと、その世界観、すべてを作られています。

2016年には、イギリスのデールメイン国際マーマレードアワード職人部門で、
「金柑&キャラメルジャム」が金賞を受賞。
日本だけでなく、海外でもたくさんのファンがmitsukojiさんのジャムを心待ちにしていて、
季節のジャムが店頭に並べばあっという間に完売してしまうという人気ぶりです。

ジャムの包装紙が見える透明のバッグを作りたい。
そこに入れるスローガンを考えてほしいというオーダーでした。

なるべく端的にシンプルな言葉を探しますが、
シンプル過ぎると、誰にでもあてはまりそうで、
mitsukojiさんならではの言葉になりづらい。

みつこじさんとメールでやりとりを重ねて、
ジャム作りへの思い、自然への思いを聞かせてもらううちに、
最初自分が見ていた世界はずいぶん狭かったなあと気づかされました。
ジャムの試食もさせていただき(梅オレンジジャム美味しかった…)、
そして、そこからイメージが広がりました。

作家さんの話を聞かせてもらうことの大切さをあらためて思います。
意味が通るから、英語として正しいからそれがいい、ということにはならないです。
根底にある思いをじっくり聞けることにこそ、
日本人訳者が英訳する意義があると思っています。

みつこじさんが話してくれた、
「人の深いところに届くジャムが作りたい」という言葉がとても印象的でした。
そのために、それぞれの果物の美味しさを引き出すように作っていると言います。
だから「果物が生き生きした」ジャムになるのだな、と。
自然への敬意を持って、果物の生命力を信頼して、
ジャムを作られているんだなあということがよくわかりました。

スローガンは、このようになりました。

Through the wonder of nature, fruits ripen.
The fresh flavors stirring your memories.
This is mitsukoji jam.

こんな意味あいです。
「自然の驚異の中で、果物はたくましく実ります。
採れたてのフレッシュなジャムの味わいが、心の中の記憶を呼び覚ます。
mitsukojiはそんなジャムです。」

たった3行ではあるのですが、
じっくり作家さんとお話できて、
納得できる文章にたどり着けたことが嬉しいです。

写真は、スローガンの入ったバッグと、プラムジャム3種。
左から、貴陽、太陽、アルプス王子という品種らしいです。
植物の品種名っておもしろい。
それぞれの個性が生かされたジャム、食べ比べが楽しみです!


販売店舗についてのお知らせは、ブログとインスタで告知なさっています。
名古屋では、analogue lifeさんが不定期に取り扱われています。

ブログ:みつこじのつれづれ
Instagram: mitsukoji_jam