BLOG The Trail of TRUNK TRUNKの日々を書き留めていきます。

2013.05.07あのギザギザにまつわる考察

ユニバーサルデザインについての記事を読んでいて、ふと気になることがありました。


ユニバーサルデザインの中でも身近な存在なのが、
シャンプーボトルの片側についている「ギザギザ」ですが、
このことを日本語で「突起」、英語で”raised edges”という表記をしていて引っかかりました。


突起?って言うかなあのギザギザを…でも「ギザギザ」というのも
正式な呼び名としては心もとないです。
ということで調べてみたら、あのシャンプーボトルのギザギザ考案者は
花王さんだったんですね。呼称も「きざみ」というそうです。
→シャンプーのきざみができるまで

しかも素晴らしい!花王が業界全体に働きかけたことから、今では業界統一の
ユニバーサルデザインとして浸透しているそうです。

こういったユニバーサルデザインなどの考え方って欧米のほうが進んでいる印象があり、
シャンプーボトルのきざみも、海外から入ってきたアイデアなんだろうな、と漠然と思っていました。
しかし違うんですね。日本からの提案でISOにも採用されたのだといいます。

日本では既に当たり前になっているシャンプーボトルの「きざみ」ですが、
海外ではどうなのか?
2006年にカナダに住んでいた頃のことを思い出そうとしていますが…
記憶が定かではないです。パンテーンを使っていた記憶しか。
韓国や香港では結構普及しているとネットの情報を見ましたが。
…おいおい調べてみようと思います。

話が途中で飛んでしまいましたが、「きざみ」を英語で何と言うか、です。
花王のサイト内のPDF資料などを見てみると、
“markings”と言っています。特に正式名称という感じではないです。
他のサイトを見ても、”markings”というのが最も一般的で自然かなと思いました。
さらに「浮き出した」という意味の”raised”をつけて”raised markings”というとより厳密ですが、markingsで十分伝わりそうです。

ちょっとした引っかかりから調べてみたのですが、
思いがけない事実がわかって面白いです。
仕事に戻りまーす。