BLOG The Trail of TRUNK TRUNKの日々を書き留めていきます。

2013.04.18スーチーさんの演説に学ぶ

今週は仕事が落ち着き気味なので、
絶好の勉強のチャンスなのですが、この気持ちのよい気候のせいか、ついついぼーっとしちゃいます。
ある程度忙しいほうが、集中力が出ます、私の場合。
今日はそんなぼーっとした頭でネットニュースを見ていたんですが、
目の覚めるような記事に出会いました。
ミャンマーのアウン・サン・スー・チーさんが来日していますよね。
今月13日に、東京渋谷で在日ミャンマー人の集会に参加して演説を行ったそうなのですが、
その演説の内容に感動してしまいました。
下記のリンクに演説全文が載っています。一読の価値ありです。
→アウン・サン・スーチー氏の在日ミャンマー人集会での演説全文

一部抜粋します…。

「「恩は探してでも感謝しなければならない」と言いましたが、日本にいる私たちの国の人は、日本への恩を探し出すまでもありません。はっきりとそこにあるからです。
このように恩義を持つということは、私たちの国の品格を保つことにもなります。ミャンマー国民とミャンマーで生まれた者たちは、恩義に厚い人間として、品格を保たなければなりません。そして、こちらにいる間に努力しなければなりません。注力しなければなりません。
自分の祖国の品格を保つように、高いレベルで生きなければなりません。高いレベルというのは、物理的な意味で言っているのではありません。精神的な意味です。精神的なレベルの高さが必要だと言っているのです。こちらで、できる限り学んでください。」

「私の見方では、私たちミャンマー人が団結しない原因は、自分に自信がないからです。自分に自信がないから、他の人が自分よりも良くなるのを非常に恐れるのです。(拍手)
この心性を直してください。誰にもそれぞれの価値があります。それぞれの人にそれぞれの価値があります。リンゴとミカンのどっちがいいと言えるでしょうか。言えないですよね。ミカンが好きな人ならミカンですよね。リンゴが好きな人ならリンゴですよね。もしリンゴがミカンに嫉妬したら、リンゴの方が頭がおかしいということになりますよね。
私たちが嫉妬心をなくすには、自分に自信が持てるように自分で育成しないといけません。本当は、親が子供たちに小さいときから、そのように育てないといけません。…

スーチーさん、なんてカッコいいんでしょう。
そして、なんて愛にあふれた指導者なんだろう。
ミャンマーという国と人を育てているんだなあと感じました。
ある段階まで発展してしまった日本には、
こういう精神論を説くような政治家はいないし、いたとしても煙たがられるかもしれないですよね。
今取り急ぎ必要とされているのは、経済政策と外交能力なのだから。
何を信じてどう自分を育てるかは、個人に任されている、というのは、
自由であるし、また自分で育てるべきだとも思うけれど。
愛情を持って平易な言葉で語りかけてくれるスーチーさんのような存在がいるミャンマー、
その5年後10年後は国も人もいったいどれだけ成長しているんだろう?
なんだか楽しみになってきます。
スーチーさん、日本にとても感謝してくれていますが、
こちらこそ、スーチーさんの行動や言葉から、学ぶことがいっぱいです。
努力しなさいよ!とはっぱをかけられた気持ちです。

2013.04.04春のニュース

嬉しいニュースが舞い込んできたので、久々のブログアップです。
ニューヨークADC賞への作品応募を手伝わせていただいたグラフィックデザイナーさんが、
見事賞を獲得したとのこと!
ニューヨークADC賞は、世界中の広告デザイン・クリエイティブ業界から注目され、
受賞が難しいといわれている賞。今年で92回目という長い歴史がある権威ある賞でもあるのです。
応募のためには英語で書類を作る必要があるので、
そこがネックになり、これまでなかなか応募できなかったとうかがいました。
受賞はひとえにデザイナーご自身の作品の力でありますが、
今回、ご縁があって、世界に紹介するお手伝いができたこと、
本当にわずかな力ではあるのですが、嬉しいです。
日本の、名古屋の、素晴らしいクリエイターたちを、どんどん世界に知ってもらいたいです!