2013.01.25憧れる。でも結局は自分。
最近、寝ても覚めても(言い過ぎか)読んでいる本…。
大阪の家具屋さん、TRUCKの「NEST」。
新しい店舗と住居づくりに、9年もの年月をかけて理想をひとつひとつ形にしていく過程がつづられています。
海外にもファンが多いそうで、英訳付きです。
散文や家具の説明の仕方など、とっても勉強になる…という職業的な側面もあるけれど、
TRUCKのお二人の妥協のないモノづくりに心打たれ、興奮する。
寝る前に少しずつ読んでいたけれど、最近は事務所にも持っていき、時間があるときに眺めています。
読み終わるのが惜しいけれど、早く続きが読みたいのだ。
ちなみに写真のこの子、うちのネコにそっくり。
妥協しないということ、時間をかけるということ、お金で判断しないこと…それが今の時代、どれだけ困難なことなんだろうって思います。ものすごく厳しい時期もあったことが読んでいて推測されますが、9年かけてやり遂げているのだから…。
自分自身のあり方を問われる内容でもありました。自分の心の声をちゃんと聴けているのか、
世間でよく言われるようなことを自分の意見のようにして言っていないか…ああ、耳が痛い。
TRUCKさんの家具、知り合いのお宅に遊びに行ったとき、
一回だけソファに座ったことがあったような。
お二人のライフスタイルなどを雑誌で読むことはあっても、
実際の家具をじっくり見たことがまだありません。
いつか大阪のお店に行ってみたい、と強く思いました。
それにしても、TRUCKとTRUNK、似ています。何度も打ち間違えました。おこがましい。笑
2013.01.07初えびす
1月5日のことになりますが、「初えびす」に行きました。
熱田神宮の上知我麻神社で執り行われる、商売繁盛を祈る行事です。
夫がフリーランスになってから行くようになりましたが、
今年は、自分のためにも商売繁盛を祈願してきました。
「あきないえびす」というお札を毎年仕事場にお迎えします。
初えびすに行くようになるまで、「お札を買う」なんて言っていたような気がします。
個人商店を営む叔父に、「お札はお迎えする、というのが正式で、買うなんて言ってたら恥ずかしいよ」と指摘されて以来、「お迎えする」と言うようにしています。
「お札をお迎えする」って、美しい日本語だなあって思います。
On January 5th, my husband and I went to Atsuta Jingu Shrine. Hatsu-Ebisu Festival was held within the grounds, at Kamichigama Jinja Shrine. Hatsu-Ebisu is one of the festivals held in Atsuta Jingu, praying for the well-being of family members and for business prosperity.
When the festival starts at midnight on the morning of January 5th, many visitors rush into the shrine sanctuary to get the first lucky charm, especially “ofuda,” (a strip of paper often considered to be a talisman) because the first charm is said to be the most powerful.
Every year we receive the ofuda, called “Akinai Ebisu” (Akinai means business and Ebisu is the god of business success) and place it on a shelf in our office.
I used to casually say, “I am going to buy an ofuda.” My uncle, who has been running his own business for many years, told me off for saying “buy a charm.” He said it was rude and disgraceful. “To pay worship to a god, we should say “receive an ofuda“,” he said. After he pointed this out, I corrected my wording and always say, “receive an ofuda.” In Japanese, we say “omukae-suru.” It sounds beautiful and full of respect.
My husband and I started visiting the shrine six years ago when my husband started his own business. Since then, Hatsu-Ebisu has become our ritual for the New Year’s holidays. This year, we prayed for the success of my business as well.
2013.01.04一杯のコーヒーを作るように仕事をしたい。
今日から仕事始めです。
昨夜は寝る前に、過去の自分のメモノートを見返していました。
TRUNKとして、どんな風に仕事をしていきたいか、心構えの部分・・・
その中に、「カフェでコーヒーを作るように仕事をしたい」という言葉がありました。
思い出とともに、その気持ちがはっきりと湧き上がってきたので、ちょっと書いてみます。
バンクーバーにワーキングホリデーで滞在していた頃、
BLENZ COFFEEというお店で働いていました。
簡単に説明してしまうとスターバックスのカナダ版。(日本にもお店があります。青山とか。)
日本ではあまり馴染みがないですが、北米ではお客さんのコーヒーの好みが明確で、
とても具体的にオーダーされるのです。カスタマイズというやつです。
「カプチーノ、まずシングルショット用のコップにブラウンシュガーを入れて、
エスプレッソでよく溶かしてね。ミルクはスーパードライ(液体の部分が極力ない、泡だけ)で」
「カフェラテのミルクを脂肪分2%ミルクと生クリームのハーフ&ハーフにして」
とか…。
小さなお店だったので、レジで注文聞いて、自分で作って、ということが多かったです。
注文を聞くだけでも最初は大変だったけれど、お客さんの顔と好みが一致してくると、
顔を見るだけで作り始めて、素早くドリンクを提供できるようになれます。
そうすると、とても喜ばれました。
それが本当に嬉しくて、毎日が楽しくて仕方がない仕事場でした。
自分でお客さんの言葉を聞いて、それを自分で作って提供する。
その距離感が理想的で、日本に帰ったら、自分のできることで、そういう仕事をするんだ、
と強く思ったのです。
何を提供することでそれを実現するのか、そこは漠然としたままで帰国したのですが、
それから6年後、翻訳の仕事を始めるチャンスに恵まれました。
これが自分の初心でした。
翻訳のお仕事は、コーヒーを作るほどシンプルにはいかないけれど、
そういう思いでお客様に向き合うことを、忘れたくないなと思います。
物事を複雑に考えがちな自分なので。年頭に、文章にしてみました。
—
今年は、自分の気持ちをちゃんと文章にしていきたいと思います。
毎日とはいかないと思いますが、ブログも書いていきます。
今日は、ゆっくりな仕事始めになりそうなので、これから英訳力アップを目指し、勉強します。
Today is my first working day in 2013.
Last night before I went to bed, I read over what I had written down several years ago, looking for my thoughts about how I wanted to work. Then, I found this sentence jotted down, “I want to work as if I’m making and serving a cup of coffee.” That brought back memories to me and I rediscovered my basis. Let me explain.
When I lived in Vancouver, Canada on a working-holiday visa, I worked at a coffee shop. It was Canada-based coffee chain, BLENZ COFFEE. Like Starbucks, it offers specialty coffee beverages served by baristas.
Altough ordering a complicated drink is still uncommon in Japan, people in North America mostly have their drinks made to their own preferences. For example, in Vancouver, one customer ordered “a single shot cappuccino, with brown sugar and milk foam—no milk.” Another asked for “a grande coffee latte with half skinny milk and half 2% milk.” I received each order, and then made the drinks by myself because the store I worked at was small.
At first, of course, it was extremely hard just to understand what customers wanted to have. Once I got used to it, I could memorize each customer’s usual drink. In addition, I started making drinks as soon as I acknowledged a customer by smiling. Customers looked pleased and thanked me graciously. I was delighted by this and I enjoyed working every day.
Receiving an order from a customer and serving what he/she orders by myself is a very simple working style. The distance to a customer is not too far and not too close, which is really perfect for me. I made up my mind to do something I am skilled in when I went back to japan. At that time I was still deciding exactly what to do. Five years later, I seized an opportunity to start my business as a freelance translator. That was my original intension.
Although doing translation is not as simple as making coffee, I want to always keep in mind the basics in order to facilitate my clients’ business needs.
2013.01.022013年始まりました。
あけましておめでとうございます。
あったかくて、穏やかな気持ちの年明けです。
TRUNKとして初めて迎えた新年となります。
昨年は手探り状態で、ほんとうに反省点ばかり…。
そんな中でも、新しい出会いがあったり、思いがけないところでお役にたてたりとか、
小さな嬉しさがたくさん見つかった日々でもありました。
でももう2013年。気持ちを新たに、あたためていることを行動に移したいです。
手帳はいつも「ほぼ日」、今年は英語版にしましたよー。
日々のことばも英語で書いてあるので、表現の勉強になったりして、楽しいです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。